PENTAX写真生活


by ryua210

今年を振り返る 本

一番おもしろかったのはダン・ブラウン「天使と悪魔」。「ダ・ヴィンチコード」でも十分面白いと思っていたけれど、ローマを舞台としたこちらはもっと面白かった。歴史の謎のような僕の好きな題材を正面から扱っていて、しかもその謎を現代の問題に絡め、抜群のスリルとスピード感で読ませ、謎解きも落とし方も完璧で、すばらしかった。ダン・ブラウンってすごい。
これがダントツに面白くて2番目をあえて挙げるのは難しいので、下の4冊はほぼ並列。

松岡圭祐「千里眼」。これも僕の大好きなエンターテイメント小説で、スリルとサスペンスに富む。絶体絶命状態からの脱出や意外な犯人などストーリーもよかった。
東野圭吾「手紙」。これは犯罪加害者の親族がテーマで少し考えさせられる内容。たいへん感動する場面があった。東野圭吾は多作の人のようだけれど、このように質の高い話が書けるのには感心する。
高橋克彦「歌麿殺人事件」。高橋克彦には江戸時代の浮世絵とか絵師を題材にした作品がいろいろあったと思うけれど、これはは特によかった。舞台は現代で歌麿の作品を巡る事件の短編集になっていて、それぞれの短編が次の作品の伏線のようになっているところがあるのが素晴らしい。事件の解決方法も破たんがない。
福井晴敏「Tweleve Y.O」。沖縄や米軍、自衛隊の諜報組織を舞台とした、日常生活をはるかに超絶したストーリーで、スリルとスピード感があり、人間味にもあふれる。この話が「亡国のイージス」につながる。
江戸川乱歩賞の受賞作は、はずれが少ないという気がする。
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by ryua210 | 2011-12-30 04:57 | 散文