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PENTAX写真生活


by ryua210

人生観

去年の地震は、その被害の大きさがあまりにも大きくて本当に衝撃的なものだった。
その被害と同じぐらい僕にとっては衝撃的なことがあって、それは日本近辺が地震の活動期に入り、今後同じような地震がいつ起きてもおかしくないということだった。
つまり、今回のような被害が日本のどこでも、今にでも起きてもおかしくないということだった。
正直なところ阪神大震災は例外的な地震だと思っていたし、そんな大きな地震は生きている間にはもう起きないだろうと思っていた。
それが今回の地震のあとで色々な記事を読んでみると、地震には周期があって、過去の事例から見ても日本近辺が活動期に入っているということは間違いがない、ということだった。
この事実は人の生き方や人生観を変えるのに値する。
少なくとも僕にはそう思えた。
このような大地震がいつ起きてもおかしくないのであれば、70年か80年の人生を生きるという前提が成り立たない。
明日死ぬかもしれない、また会えると思っていた人ともう会えないかもしれない、今度できると思っていたことがもうできないかもしれない、そういう当たり前のことを考えさせられた。
本当は地震の活動期にあろうがなかろうが、人生はいつ終わってもおかしくないのに、普段はそんなことも考えない。
でも地震の話を聞いて改めて、このことを認識させられた。
だから、日ごろからそういうことを意識しながら生きていないといけないと思った。
しかしさらに驚くべきことは、それほどの衝撃を受けていながらまだ、日々下らないことに心を悩ませ、本当に大切なことを忘れてしまっているということだ。
by ryua210 | 2012-01-21 07:54 | 散文