PENTAX写真生活


by ryua210

カフェ

近所のカフェでステーキを食べた。
狭いスペースにテーブルをたくさん並べたパリにありがちなタイプのカフェだ。
大きな通りのカフェなどでは外にもぎっしりとテーブルを並べてあり、寒くても客が鈴なりになっている。
ドイツでもカフェのテラスはよくあったけれど、これほど混みあっていることはない。
この景色や距離感が、いかにもパリらしいと言える。

今日はお昼時だったので、食器の触れる音やウェイターが注文を取る声でにぎわっていた。
ステーキを食べ始めたら隣の席にも客が来たので、ひじが当たるほどの距離になった。
斜め前の客をふと見たら、少したれ目の優しい目をした広島カープの衣笠が座っている。
一人かと思ったら電話で連れと思われる人に、メニューを説明してオーダーを聞いている。
しばらくしてその連れの人が来た。
ふと見たらその連れは立派な口ひげをはやして頭の丸い森鴎外だった。
ドイツから来たらしくソーセージとポテトを注文していた。
衣笠と森鴎外が会食をする町、パリ。
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by ryua210 | 2012-01-28 22:40 | 散文