PENTAX写真生活


by ryua210

川越

町並みというものに関して、ヨーロッパ人は非常に高い意識を持っていると思う。パリやロンドンといった超大型都市から南仏やスコットランドといった田舎に至るまで、その景観の美しさといったらもう本当にすばらしいものがある。まあ言わば、欧州人の心のふるさとをしっかりと保っているというか、そういうものに対して非常に高い価値を見出している。これこそが僕がヨーロッパを愛してやまない理由だ。僕なんかはイギリスの住宅街を見ているだけでも惚れ惚れしたりする。彼らは多分、相当な努力をしてそういう町を作ってきたのだと思う。翻って日本では、東京だろうが郊外だろうがこのような「景観に対する意識」というのが大変低く(と僕は思う)、てきとーに建物を立てているような気がする。それはまあ、ここ100年ほどは常に、追いつけ負い越せの現代化一直線の道を脇目もふらずに進んできたからで、状況を考えれば仕方がないかもしれない。でももうそろそろ、日本人の心のふるさとを大切にする街作りへと、価値観を転換させてもいいのではと思う。
あるとき僕は何かの雑誌で、江戸時代の街並みが写った一枚の小さな写真を見たけれど、その瞬間に不思議なほど心がふんわりと癒された覚えがある。こういうので結構、安らぎとかゆとりを得られるんじゃないのかなあと思った。僕もこれまでいい町並みのいい「日本」をいくつか見てきた。山口県の萩城下町、岡山県の倉敷美観地区、神奈川県鎌倉、そして近くは埼玉県川越。
多少作られた観光地の感も否めないけれど、こういう町をたくさん作る努力は、すごくいいことなのではないかなあと思う。

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PENTAX ist DS
DA18-55mm
F5.6
1/20
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by ryua210 | 2006-09-19 23:44 | 写真生活