PENTAX写真生活


by ryua210

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今年を振り返る 食事

何が一番おいしかったかというとまあそれは、家で食べる豚肉の生姜焼きだったり、鮭のホイル焼きだったりするのですが(と奥さんにおべんちゃら)、それとは別に印象的なものはというと、リヨンのポール・ボキューズではないかと思う。これは最近はやりのモダンなフレンチというのとは一線を画する、伝統的なフランス料理の王道という感じで、質の高いものが大量に供される。サービスは格式がありながらも肩肘張らないもので、料理を楽しむという最大のポイントが意識されていると思う。
日本に一時帰国した時の有馬温泉竹取亭の夕食および朝食も忘れられない。温泉旅館というものの素晴らしさを、何度も妄想はしていたけれど、期待を上回る満足度だった。温泉があり旅館の食事があるというだけで、日本には住む価値があると思うほどだ。これ以外にも日本ではごちそうになった寿司とかステーキとか居酒屋とか、とにかく食事は日本が最高だと思った。
かえってフランスでは、会社の近くにあるレストラン(日本でいう定食屋みたいな)の料理人が変わったらしく、美味しい料理が提供されるようになった。なかでもディジョン名物ブフブルギニョンという料理がおいしい。ディジョンに行ったときにも食べられなかったけれど、この定食屋では何度も食べられた。
パリのレストランでは、エッフェル塔の近くにある「カフェ・コンスタン」と「ココット」。どちらもすべての料理が良質でどれを選んでも間違いがない気がした。あまり電車に乗って食べに行きたいという標準レベルのレストランはないけれど、このふたつは珍しくその価値のあるレストランかなと思った。
最後に何度行っても満足できるのは、パリの串揚げ料理店SHU。ここにはもう今年だけで4回行ったし、通算では8回ぐらい行ったと思うけれど、まだ飽きない。前菜も串揚げの具も毎回のように変わるし、どれを食べてもおいしいし、焼酎や日本酒が飲める。これほど何回も行けるレストランはそうないと思う。

今年もおいしいものをたくさん食べさせていただいて、ありがとうございました。
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by ryua210 | 2011-12-31 06:53 | 散文

今年を振り返る 本

一番おもしろかったのはダン・ブラウン「天使と悪魔」。「ダ・ヴィンチコード」でも十分面白いと思っていたけれど、ローマを舞台としたこちらはもっと面白かった。歴史の謎のような僕の好きな題材を正面から扱っていて、しかもその謎を現代の問題に絡め、抜群のスリルとスピード感で読ませ、謎解きも落とし方も完璧で、すばらしかった。ダン・ブラウンってすごい。
これがダントツに面白くて2番目をあえて挙げるのは難しいので、下の4冊はほぼ並列。

松岡圭祐「千里眼」。これも僕の大好きなエンターテイメント小説で、スリルとサスペンスに富む。絶体絶命状態からの脱出や意外な犯人などストーリーもよかった。
東野圭吾「手紙」。これは犯罪加害者の親族がテーマで少し考えさせられる内容。たいへん感動する場面があった。東野圭吾は多作の人のようだけれど、このように質の高い話が書けるのには感心する。
高橋克彦「歌麿殺人事件」。高橋克彦には江戸時代の浮世絵とか絵師を題材にした作品がいろいろあったと思うけれど、これはは特によかった。舞台は現代で歌麿の作品を巡る事件の短編集になっていて、それぞれの短編が次の作品の伏線のようになっているところがあるのが素晴らしい。事件の解決方法も破たんがない。
福井晴敏「Tweleve Y.O」。沖縄や米軍、自衛隊の諜報組織を舞台とした、日常生活をはるかに超絶したストーリーで、スリルとスピード感があり、人間味にもあふれる。この話が「亡国のイージス」につながる。
江戸川乱歩賞の受賞作は、はずれが少ないという気がする。
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by ryua210 | 2011-12-30 04:57 | 散文

代々木ゼミナール

大学に入るために1年浪人した。
この期間というのは、次も失敗したらどうしようというプレッシャーを強く感じて、精神的にはかなり厳しい時期だった。今思い出しても、これほど「失敗したらどうしよう」という不安におびえて過ごした日々はあまりなく、恐怖にも近いものがあった。
その一方で、通っていた予備校の先生はみんなすばらしかった。
受験のための授業をしてくれるわけで、小手先のテクニックなどももちろん教えてくれるが、そんなことよりも何よりも、問題を解くための心構え、ものの考え方、背景の説明などが高校の先生よりも圧倒的に優れていて、「ものが分かる」「理解する」ということはこういうことなのかという感動を味わわせてもらった。単に目の前の問題の解き方がわかるという小さなことではない、いかようにも応用の効く考え方を教えてもらった。
数学の宮崎先生、湯浅先生には、解答の端緒さえ分からなかったような問題を知恵の輪が外れるがごき方法で解きほぐす考え方を教えてもらった。
日本史の土屋先生や世界史の荻野先生には、記憶力ではなくて背景の認識、時代の流れを把握することによってものを覚える方法を教えてもらった。
現代文の森先生には、出題者の視点に立ち、論理的な方法で現代文を読み解く方法を教えてもらった。
さらに素晴らしいことに、これらの先生方は、受験勉強と同時に人生そのものについても多くを語ってくれた。
いわゆる「余談」の部分が充実していて、人生に多くの示唆を与えてくれた。
代々木ゼミナールの1年間は、学生時代の中で一番充実していたかもしれない。
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by ryua210 | 2011-12-29 05:37 | 散文

原発の賛否

原発をやめるということが現実的ではないという意見があるのは、よくわかる。
自然エネルギーは不安定でコストが高い、資源に乏しい国の自衛策としては維持せざるを得ない、安全対策を強化すれば災害にも対応できる、地方経済が原発の交付金に依存しているなどなど、いろいろな立場の人が、その非現実的な理由を挙げているし、ある程度は正しいのだと思う。
しかし、そうはいっても、これだけ多くの人が放射能におびえ、住み慣れた場所を追い出され、これだけ多くの農業・漁業・畜産業者が風評被害に苦しみ、修復作業に限りない作業員が被ばくの危険を冒し、廃炉にするだけで何十兆円もコストがかかり、何百年の後までも汚染の被害が消えないという、このあまりにも重たい現実を考えると、原発を推進するための理由などはあまりにも些細で根拠の弱い主張に聞こえる。このあまりにも深刻な現実はどんな理屈よりも優先するのではないかと思う。不安定な電力供給も、資源の海外依存も、知恵を絞ったり生活を多少犠牲にすれば対応できると思うけれど、原発事故の被害だけは一度起こったらもう壊滅的な被害をもたらすということがわかっている。そのことをせめて反省しないと、今回の事故の被害者にあまりにも申し訳がないのではないかと思う。
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by ryua210 | 2011-12-28 06:05 | 散文

政治家

昨今の日本の政治家は(少なくとも表に出てくる人たちは)ひどい、というのはたぶんほとんどの人が同意することだと思う。一貫しない政策や将来のビジョンを一向に示すことができない有様は、とても国を引っ張っていく人たちの集団には見えない。繰り返される不用意発言にはもう、呆れるあまりに憤りさえも感じなくなる。
このような政治家たちが、国を代表して他国と話ができるとは思えないし、将来の日本のことを考えて何か行動しているとも思えない。結局のところ自分と自分の身内の利益のために、企業や官庁と癒着することに忙しくしているだけのように見える。
しかし突き詰めていうとこれらはすべて、このような人たちを選挙で当選させている国民そのものに起因することも間違いない。良い立候補者が出ないとしたらそれも国民の層の浅さ、レベルの低さの反映にすぎない。政治能力があるとは思えないタレント議員があれほど当選するのをみるたびに、いったいどれぐらいの日本人が、そのタレント議員が本当に政治家として活躍できる能力があると本気で思っているんだろうと、心から疑問に思う。
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by ryua210 | 2011-12-27 06:07 | 散文
パリから車で4時間、ブルゴーニュのワインの産地ボーヌに行きました。

町を歩けば至るところにワイン屋や食材屋があり、食事への関心の高さが凝縮された感じです。
夜は晴れて、きれいなイルミネーションと夕暮れ空が見られました。

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今回の旅行の目的は、レストランの評判が高いホテルでの夕食。
フォアグラ、サーモン、鹿、などが次々と出てきて、どれも非常にまっとうな正統派のおいしさでした。

次の日は朝はホテルでだらだらと過ごした後、帰り道にフラヴニー・シュル・オズラン。
去年の夏に一度訪れた、本当に小さな村です。
12月25日、クリスマス、観光客ゼロという静まりきった町を歩きました。
本当に、被写体の宝庫のようなところで、すばらしいです。

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一路パリ

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よいお年を
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by ryua210 | 2011-12-26 19:00 | 写真生活

今年を振り返る 旅行

やっぱりクロアチアのプリトヴィツェ湖畔国立公園がもっとも印象的だったと思う。
島で過ごす時間を割いてでも行く価値があった。
自然という被写体はなんと魅力的で、何と美しいものだろうと、感じ入った。
2番目によかったところもやはりクロアチアのフヴァル島かもしれない。
海の青さ、透明さに感動したことと、欧米流のリゾートの一端を垣間見たことがいい経験だった。
4月末に行った久しぶりのイギリスがその次に思い出深い。
長年憧れてきたコッツウォルズにやっと足を踏み入れた。
イギリスとはこれからも長い付き合いをしていきたいと思う。
フランス国内ではいくつかの美しい村に出会うことができた。
バラに彩られたジェルブロワ、川沿いの眺めに癒されたモントレゾール、素朴で小さなリヨン・ラ・フォレなどがよかった。
また、このような小さな村に行く途中の曲がりくねった田舎の道や、両側に広がる緑の牧場、うねるような丘や小川などの景色は、何度見ても素晴らしいと思う。

そして何よりいつも旅の安全を見守っていただいている神様に感謝。
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by ryua210 | 2011-12-25 04:10 | 散文

睡眠時間

今週は睡眠不足に陥っている。
そうはいっても、月曜日から木曜日の4日間で合わせて25時間以上は寝ているから、平均して6時間は間違いなく寝ている。
これはたいていの人にとってはかなり十分な睡眠らしい。
僕の場合は7時間ぐらい寝ないと昼間に眠気に襲われる可能性が高い。
しかも厄介なことに眠たくなるかもしれないという焦りのようなものを朝からずっと感じなくてはならない。
今週はそれが何日か続いたもので、もう9時ごろには眠たくて仕方ない。
子供のころから寝るのはやたらと早かった。
中学の時は10時ごろ、高校のときは11時ごろに床に就いていた。
社会人になると仕事や付き合いで日付が変わるまで寝られない時があり、これは辛い。
なのでやっぱり、営業の人はすごい。
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by ryua210 | 2011-12-24 04:59 | 散文

営業

昔から営業という仕事ができる人はすごいと思ってきた。
自分には間違いなくできない仕事だからだ。
会社で営業部門にいる人に対しては、無条件に尊敬の念を持っている。
興味がないかもしれないお客に商品を買わせて、厳しい売り上げのノルマを達成しなければならないなんて考えただけでも気絶しそうだ。
行動力がないと商談は進まないし、気遣いのできる人でないとお客と接することができない。
人柄がよくないと相手にされないだろうし、頭が悪いと説得もできない。
話すことが苦手では話にならないし、だれとでもいい関係を築けないと社内調整に難儀する。
そういう仕事をこなせるような人になれたら、どんなところでもやっていけるだろうなと思いつつ、子供じみた憧れにとどまっている。
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by ryua210 | 2011-12-23 08:10 | 散文

渋滞

最近のパリの渋滞はひどい。
早ければ30分強で行けるところに、たいてい倍の時間がかかる。
車に乗る時間が長いほど、マナーの悪いフランス人を見かける確率が高くなり、余計にストレスが増える。
パリにおける運転のマナーの悪さは、その不快さという意味において群を抜いている。
渋滞や信号待ちでクラクションを鳴らすという神経は、いったいどのようにすれば発達するのだろうと思う。
黄色の信号で止まっただけでも、クラクションの嵐を浴びることがある。
渋滞中に合流のレーンからわずか2-3台を抜かして再び本線に入るという、あまりにもせこい運転をする人も多い。
法定速度で走っていてもパッシングをされることは何度もある。そのような場合は仕返しとしてさらにスピードを落として走るということができるが、強引な割り込みに対しては復讐の方法もない。
混雑した交差点では誰もが道を譲ろうとせず、それどころか自分が前に進むことしか考えていない。その結果交差点内で身動きが取れなくなり、さらに交通が遮断されるという、悪循環を絵にかいたような現象がしばしば起きている。信号が壊れているときなどはもう目を覆うばかりだ。
このような不快な思いを、通勤中に2度も3度も味わうので、機嫌よく会社に着くということはまずありえない。
だからたまに、道を譲ったときにお礼の意味のハザードをつける車などがいると、心が洗われるような思いがする。
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by ryua210 | 2011-12-22 08:56 | 散文