PENTAX写真生活


by ryua210

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住めば都

住めば都というのは実に的を得た表現だと思っていた。
どんな場所でもいったん住んで慣れてしまうと、いつの間にか愛着がわいて、離れがたい情がわいてくるというものだ。
これまで6回引っ越して違う場所に住んできたけれど、どの場所でもそういう風に思った。
それがパリだけはどうも例外のようだ。
パリほど性に合わない町はこれまで一度も出会ったことがない。
サービスの悪さ、治安の悪さ、物価の高さ、町の不潔さ、人の冷たさ、マナーの悪さ、環境の悪さ、建付けの悪さ、恐るべき混雑や渋滞。人を不快にするものがおよそ勢ぞろいしているといってもいい。
誤解を招かないために言うとすばらしいところもたくさんある。
文化の集積度や質は高い、食文化が多様、過去の街並みが保存されている。
このような要素が限りない数の観光客を呼び込むもとになっているのはよくわかる。
しかしそれらを台無しにして余りある欠点が目白押しで、住んでいて見るに堪えない。
観光客の間でどうしてこれほど長所だけが喧伝され、欠点については無関心でいられるのか信じられない。
パリは住まなくても都であるが、住みたくない都。
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by ryua210 | 2011-12-21 07:23 | 散文

欲しいもの

給料は上がらないしボーナスも出ないけれど、欲しいものはいろいろとある。
中でも一眼レフの交換レンズには欲望が尽きない。
この世界では、レンズの魅力にはまることを「レンズ沼」にはまるという。
はまった人のことを「沼の住人」という。
僕はまだそれほどレンズに投資しているわけではないが、ペンタックスレンズという沼の淵に足をかけている。
ペンタックスレンズ沼にはユーザーを引き込むさまざまな仕掛けが待ち構えていて、中でもLimitedシリーズと呼ばれるレンズ群は他に類を見ない魅力を持っている。
他の一眼レフメーカーを見渡しても、これほど「持つ喜び」と「撮る喜び」を兼ね備えたレンズ群はまず見当たらない。それは単に解像の良さとか高級なガラスを使っているというだけのものではない。撮る前にまず持つだけで満足感や幸福感がこみ上げてくる。それはレンズのデザインであったり質感であったりカメラとのマッチングであったりするのだが、これはスペック表からは決して読み取れないものである。
そのような幸福感とともに撮影すると、間違いなく愛着のある写真が撮れる。
このようなレンズが使えるのは、ペンタックスユーザーの価値ある特典だと思っている。
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by ryua210 | 2011-12-20 07:52 | 散文

温泉

海外に来てこれほど温泉に行きたいと思うようになるとは思わなかった。
そもそも風呂に入るのがそれほど好きなわけではなく、普通はシャワーだけで十分だと思っている。
それでもこれほど長い間湯船につかる習慣から離れると、広々とした浴槽でゆっくりと温まりたいと思う時が出てくる。
しかし海外にいる限りそのような機会はまずない。
そのような機会がないと余計にそれを求めてしまうという性で、温泉につかりたいという気持ちはどんどん強くなるばかり。
今年の1月に日本に帰った時に有馬温泉の旅館に泊まり、久方ぶりの思いをかなえたあとも、温泉への渇望はやまず、特に温泉旅館に泊まっていろいろな湯を巡ったり、風呂につかった後の夕食で日本酒を飲みながら和食を堪能するなどということを夢想してしまう。
日本に帰る楽しみがあるというのはいいことだ。
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by ryua210 | 2011-12-19 07:13 | 散文

蔵王

中学生のころに聞いた大地讃頌という合唱曲がずっと好きだった。
高校生の時にはその伴奏にあこがれてピアノの練習もした。
男女四部合唱の重厚なメロディが素晴らしく、実際に歌ってそのハーモニーを聞くと感動する。
途中に入るピアノの間奏も威厳があって聞きごたえがある。
この曲を作ったのが佐藤眞という作曲家だった。
大地讃頌は「土の歌」という7部の組曲の最後の歌として有名だが、佐藤眞の作品としてはそのほかにもいくつかの組曲があり、特に組曲「蔵王」の中には僕の好きな曲がたくさんある。
まず最初の「蔵王讃歌」、これを聞くと見たこともない蔵王の山々の雄大さが胸に迫ってきて感動する。
次に「投げよう林檎を」、軽快で明るいモーツァルトの小品のような響きがする。
夏の蔵王をうたった「どっこ沼」、日の光が湖面に反射する様子を「とろり光れば…」と表現している歌詞も素晴らしい。
締めの「早春」は季節が一巡して、春を迎える直前の雪解け水が流れ出すようなメロディが心地よい。
こういう曲を聴くたびに、蔵王に行ってみたくなる。
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by ryua210 | 2011-12-17 19:46 | 散文
という本を読んだ。
フランス革命の発端となったバスティーユ要塞の攻撃がいかにして起こったかということを小説として書き表したもので、ストーリーや人物描写は普通ではあるけれど、舞台がパレロワイヤルやサントノレ通りなどといったまさにパリの中心地なので、それに引き込まれて読んだ。フランス革命のころ、人々がどんな暮らしをしていて、町はどんな様子で、時代背景がどうだったかなどということがよく分かり、少しパリにも興味がわいた。そして市民の暴動がどうやって革命へと発展していったのかという過程も興味深かった。宮廷=ヴェルサイユとパリの市民生活の意識のギャップの大きさは衝撃的で、マリー・アントワネットが「パンがなければケーキをお食べ」と発言したという言い伝えも納得できる気がした。大きなパラダイム転換が起きる瞬間を克明な描写で書き上げているという点で、面白い本だった。こうして少しでも嫌いなパリに愛着でも感じられればと思う。
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by ryua210 | 2011-12-17 06:15 | 散文

忠臣蔵

昨日が赤穂浪士の討ち入りの日だったという番組をちらっと見た。
忠臣蔵といえば僕にとっては、歌舞伎でも読み物でもなく落語だ。
それも米朝師匠の「蔵丁稚」に出てくる四段目が、僕にとっての忠臣蔵。
この噺は全体の半分ぐらいが店の丁稚が演じる四段目の再現に費やされる。
高校生のころはこれが好きで何度も聞いていた。
大学生になってから父親に初めて歌舞伎を見に連れて行ってもらったことがあり、その時初めて歌舞伎で忠臣蔵を見た。
落語とそっくりのセリフがそのまま出てくるので、思わず笑いそうになった覚えがある。
このほかにも「軒づけ」には六段目の山崎街道、「七段目」はまさに「七段目」が出てくるほか、そのほかの噺の中にも随所に忠臣蔵のネタが出てくるので、予習はばっちりというところだった。
こういう形で落語を復興させてきた米朝師匠はやはり偉大だ。
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by ryua210 | 2011-12-16 05:01 | 散文

坂の上の雲

最近第3幕が始まったテレビのドラマのこと。
先週は二〇三高地で無数の日本兵が銃弾の下に倒れていった。
当時の日本国民も膨大な戦費負担に耐えた。
海軍も猛特訓に耐え知恵を絞ってロシアの大艦隊を退けた。
そうやってわれわれの先祖が守った国の独立を、もっと深刻に考えないといけないに違いないと思う。
太平洋戦争でも多くの日本人が国のためにという理由で命を投げ出し、投げ出さざるを得なかった。
もちろん国を守るという理由で他国の人を殺しているわけだから戦争を正当化できるものではないと思うけれど、そうやって死なざるを得なかった人が今の日本(人)を見たら、愕然とするだろうなと思う。

初めて坂の上の雲を読んだときには、そういう歴史の見方があるという衝撃のようなものを感じた。
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by ryua210 | 2011-12-15 07:16 | 散文

ウィーン

ウィーンの写真生活です。
滞在時間48時間なのでかなり駆け足です。
まずは定番のザッハートルテ。
混雑を避けるために朝の9時に行きました。

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次はハプスブルク家600年の歴史を刻む王宮の見学。
解説が詳しすぎて疲れましたが、内容の濃いコースです。
これはハプスブルクを象徴する双頭の鷲をあしらった銀器美術館の展示。

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そして(僕の中での)クライマックス、楽友協会。
ここでラデツキー行進曲が威勢よく奏でられます。

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黄金のホールのほかに、地下に4つのコンサート会場がありました。

お昼にシュニッツェルを食べて、夜はクリスマスマーケットへ。
ここはイルミネーションが非常にきれいです。

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次の日の午前中はシェーンブルン宮殿へ。
内容は王宮と重なるところがとても多いのですが。。。

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ウィーンは非常にレベルの高い観光都市だと思いました。
まだまだ見たいところがたくさんあります。
有名な音楽家の家やコンサートホール、公園や博物館、移動はトラムや地下鉄で便利だし、そこそこ清潔。
オーストリアはまだザルツブルクにもアルプスにも行っていないので、また行く機会があればと思います。

ベルヴェデーレ宮殿の夜景

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by ryua210 | 2011-12-14 05:46 | 写真生活

EURO2012

次はポーランド・ウクライナ共催だそうだ。
なるほどこういう共催もあるのかと思った。
先日、組み合わせが決まってわがイングランドはフランス・スウェーデン・ウクライナと同じD組に入った。
フランスにいながらまた、もっとも応援したくない国がフランスになってしまった。
ま、どの組に入っても応援したくないのはフランスではあるけど。
わがイングランドとはいえ試合も選手もほとんど見たことがないので、注目の選手がよくわからない。
しかしカペッロ監督、ずいぶん長い。
今回は愛すべきアイルランドも出ている。
しかしこちらはさらに厳しく、スペイン・イタリア・クロアチアと同じ組。
ちなみに観光に訪れる国としてはどれも魅力的だ。
そしてドイツはこれまたたいへんな、オランダ・デンマーク・ポルトガル。
最後に応援するべきはA組のチェコ。
開幕は来年の6月ということなので、それまでに予習をしましょう。
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by ryua210 | 2011-12-13 05:11 | 散文

ウィーン

週末にウィーンに行った。
大都会でありながら清潔だし設備が整っている。
観光スポットはたくさんあるし緑も多い。
音楽の都だけあって、クラシックに縁のある観光場所にも事欠かない。
特に今回訪れた中では、ニューイヤーコンサートが行われるウィーン楽友協会のコンサートホールを見学できたことには感動した。
毎年に会場をいっぱいにして行われるあのコンサート会場をナマでみられるというのは貴重なj経験だった。
これからまた、新年のコンサートを見るのが楽しみになる。
このような音楽の都は、大切にしないといけない。
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by ryua210 | 2011-12-12 05:11 | 散文